2009.12.15

矢口消防署“STRAP”より、ご招待がありました!

先月の当会夜間訓練に飛び入り参加された矢口消防署災害時支援ボランティアのグループ“STRAP”のコーディネータS氏より先日電話がありました。“STRAP”のメンバーと話し合った結果、「来年、4月以降なら、見学に来てほしい。交流をしよう。」と、うれしい電話がありました。

矢口消防署の“STRAP”訓練日は、毎月第二木曜日。その日は、毎月当会の役員会の日。折角、殆どの役員が集まる日だから、揃って矢口消防署に見学に伺おう。と、会長・副会長と話していた矢先の出来事でした。

大地震の場合は、他所の消防署の応援に行くことは殆どないと思います。しかし、大災害時には、応援の可能性が大いにあります。
矢口消防署管内と蒲田消防署管内は、JR東海道線、京浜東北線によって西と東に分かれています。もし、鉄道の脱線事故などがあれば西と東から互いに力を合わせて支援活動を行う可能性があります。

災害時支援ボランティアは、東京消防庁16,000名同じ制服を着ています。当然、仲間であります。でも、顔も名前も知らない初対面では、やりずらいこともあるでしょう。

だから、出来ることなら各消防署ごとに東西南北の消防署ごとに親睦や協力など2署合同訓練などをされたら良いと思います。
大田区には、田園調布・大森・矢口・蒲田消防署があります。過去何回かは、合同で訓練を行ってきましたが、あまりにも大がかりで、
個人レベルの交流は皆無でした。

2署ぐらいで交流を始め、それを徐々に広げていけば次第に顔と名前の知れた仲間が増えてくると思います。
災害時支援ボランティアとしての悩みや苦労も分かち合えると思います。共に協力して募集活動など出来るでしょう。情報交換も活発に出来るかも知れません。

2009.12.09

マンション・集合住宅の防災訓練考⑤

 防災訓練には、町内会が公園などの場所で消火器訓練や応急救護訓練を行うことが一般的です。
このほか最近では、災害を擬似体験し災害に対応する発災対応型訓練などもあります。
消防署では、様々な模型を作り家具の転倒防止。住宅用火災警報装置。などを用意しています。

今回も平成16年3月13日旧萩中団地で行われた各種実験と訓練の中から防炎衣料着火実験の様子を見てみましょう。

防炎加工された衣料(浴衣)と防炎加工されていない衣料(浴衣)をベランダの物干しにハンガーに干した状態で、浴衣の裾にライターで同時に火をつけたらどうなるか?・・・という実験でした。

防炎加工されていない浴衣は、下から上まで一気に火が上りました。そして浴衣は、その原形をとどめることなく
灰になってしまいました。ところが、防炎加工された浴衣の裾に火を点けようといくら火を近づけても燃えることはありませんでした。

それの様子を写したものが、下記の写真です。(:防炎加工 / :非防炎加工
                 
                  ① ↑ 浴衣の裾にライターで同時に着火します。

   
↑①②見ずらいですが、右はすぐ火が点きました。左は、なかなか点きません。

 ←右の浴衣は、火がハンガーを越え天井まで立ち上っています。

右は、右半身燃えています左は、が点きません。

 ←右は、ほとんど原形を留めていません

 ←右は、灰となってに塊だけが残りました。

このように消防署員が実物を使用して火災を再現したり、体験させる訓練は、素人がするには危険です。だから消防職員や消防団員による指導以外では、行ってはいけません。消防職員、消防団員によって実演がされたものを実際に目にすることで、実際にその浴衣を身にまとっていたことを想像してください。・・・・・・・・その恐怖を体験し、その恐怖から逃れる術を学ぶことが出来るので、このような実験の見学及び体験的訓練を防災訓練に盛り込んでいけると良いかと思います。

★この訓練後この旧萩中団地では、東京消防庁のハイパーレスキューなどのレスキュー隊が非公開で各種訓練に使用されたそうです。私も自宅とご近所を潰して、その地にマンションが建った経験があります。それは悲しい寂しい思い出になりました。だから、旧萩中団地にお住まいだった方々がこの訓練の様子をご覧になられたら、さぞ悲しい思いをされるのではないかと思いました。だから、あの訓練から5年間は、ほとんど公開しないでおきました。

★今回、ブログに掲載たしましたのは、この訓練や実験の記録を多くの方に見ていただいて、この訓練や実験の意義や成果、そして今後の防災訓練の方法や実際の火災の恐怖と対処法などの参考にしていただきたいと思います。

2009.12.08

マンション・集合住宅の防災訓練考④


9階建 およそ150戸

 大型マンションの防災訓練!

マンション防災訓練の基本は、“通報”・“消火”・“避難”です。

 8階で火災発生!
119番通報 管理員が、管理員室より消防署に通報しています。

         消火器による消火訓練

避難訓練
 
8階から避難開始

最寄りの消防署 ・消防分署 ・消防出張所では、マンションの規模や敷地の広さを考慮した上で必要な資機材のほか、消防ポンプ車、はしご車、指揮車が演習として参加することがあります。興味のある方は、自マンションの防火管理者と相談すると良いでしょう。マンションには、子供も住んでいます。消防車の前や消防職員との記念撮影会などを企画するのも良いでしょう。
     
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   ←(写真:当時のマンションの防火管理者)

『マンションに限りませんが防災訓練を行う際、ただ訓練を実施して住民に消火器や通報のやり方を行うより仮想の災害を想定して参加者がどのように行動するべきかを訓練を通じて体験していけたらと心がけています。消防署も企画を相談すると協力していただけます。』(当時のマンション管理者談)




2009.12.06

マンション・集合住宅の防災訓練考③

てんぷら油火災の恐怖!

先日の糀谷地区一斉防災訓練のある町会では、消防職員がてんぷら油火災を体感させるとともに、てんぷら料理では十分な配慮を行い、万が一にも火災が発生したら、落ち着いて初期消火にあたるよう指導がありました。(写真一枚目)
初めて見る方には、天井まで一気に火柱が上がるのに驚き、火災の恐ろしさを体感されたことでしょう。

  

以下は、平成16年3月13日旧萩中団地でのてんぷら火災実験の様子です。
 
上記のように屋外での実験と違い、室内での実験は火災の威力を知ることが出来ます。
下の4枚は、てんぷら油火災の実験の様子です。


ガスコンロでてんぷらを揚げています。ちょっと目を離した隙に、油の温度が上がり着火。

←鍋に慌てて水を入れたら火柱が上がりました。

←鍋の火が、ガスコンロに移る寸前。

←鍋の油とガスコンロのガスが同時に燃えだしたところです。(上記2枚目と同じ)

2009.12.06

マンション・集合住宅の防災訓練考②

今回は、ベランダに荷物を大量に置いておくと火災時に上下階に延焼する危険性があることを実証する実験の写真を掲載。これは、平成16年 3月13日の旧萩中団地での火災実験の写真。実際に目にして、その恐怖を実感した貴重な写真です。尚、着火から消火までの時間は、約1分強と非常に短い時間でした。条件が揃えば、短時間に延焼することを知ってください。
(この条件=状況は、通常よく目にする光景とです。充分気をつけたいものです。)
       
   
↑1階ベランダの荷物に着火。↑荷物に火が回ります。↑荷物の炎が、ベランダの洗濯物に延焼。


 
↑ベランダの荷物の火が、上階の布団に燃え移り、上階の部屋まで延焼していきます。

   
↑火勢が強くなって危険なので、ベランダから落ちる火を消火しています。これが、上階なら下の階にも延焼します。

←旧萩中団地、周辺町会、消防団、災害時支援ボランティアの見守る中、消防隊が消火して実験は終了。ベランダに可燃物を大量に放置すると、火災時に上下の階に延焼する可能性が高いことが実証されました。また、ベランダは、避難路でもあるので、余計なものは極力置いておかないようにしなければいけません。
(実験のため、2階から上階への延焼を防ぐカバーがしてあります。もし、このカバーがなければ、さらに上階へ延焼する可能性があります。)


 

2009.12.05

マンション・集合住宅の防災訓練考①

“地域防災力”というと、消防団・自主防災組織・市民消火隊などが、頭に浮かびます。
しかし、地域には集合住宅やマンションも増加しています。このマンションの防災力に注目してみましょう。

マンションには、20軒ほどの小規模から大規模なものまで多種多様。
今回は、私の住む中規模マンションの防災訓練の様子をご紹介します。
今後は、友人知人のマンションの防災訓練や防災装置、防災の取り組みなどを紹介します。

それでは、平成17年の訓練の様子を振り返ってみよう。

『某マンションにおける防災活動の事例』 (大田区内 9階建て 49室)

★防災訓練
マンションの防災訓練は、法的には通報・消火・避難訓練で良い。
今回紹介するマンションは、平成6年竣工の翌年から防災訓練を毎年実施している。防火管理者は、訓練計画書を蒲田消防署予防課に提出。その内容に則しながら、実施していく。

当初の訓練は、消防署に指導をお願いした。それは、電話による通報訓練、訓練用消火器による初期消火訓練、心肺蘇生訓練だった。しかし、よそで本当の火災が発生すると、消防隊はその場から出場してしまい、その後の穴埋めに困ったことがあった。
それから何年かは訓練用消火器を借りての自主訓練を実施した。
このほか、マンション外(消防署内)で救命訓練(三角巾、心肺蘇生法)や町会の防災訓練に参加したこともある。しかし、マンション内で訓練をしたほうが、本格的実践的な訓練が出来ると参加住民からは好評だった。

さらに災害は、地震や火災だけではなく、怪我や病気などもあり、それにも対応できるように訓練したほうが良い。
マンション内の防災訓練はマンション住民の顔や名前を覚える機会にもなる。それは住民間の信頼を生み、それが互いを思いやる心を生み、協力して防災や減災(災害を減らすこと)が出来るようになる。そしてマンション内で知らない人を見分ける防犯にも繋がっていくのである。

① 避難誘導訓練 

《管理員室》 ←全室同時に避難誘導放送実施!


訓練用 放送連絡要領
(ゆっくり、はっきり、大きな声で) 
「こちらは、1階 管理員室です。これより防災訓練の放送を行います。」(繰り返す)
(一拍あける)「訓練 訓練。」
(一拍あける)「ただいまの地震により東側、お隣の家屋から火災が発生しました。」
(ゆっくり、はっきり、大きな声で)「危険ですのでマンション一階に避難して下さい。」
「煙が強く、東側の階段は使用しないで下さい。エレベーターは使わないで下さい。西、国道側の階段を慌てずに降りて、管理員室前に集合してください。繰り返します。」

② 避難訓練   《廊下・階段》
 ↓エレベーターは使わない。慌てず順に階段を降りる。
←担当理事が逃げ遅れた住民がいなか確認して降りる。


③住民確認作業  《エントラス》

←避難住民の確認、逃げ遅れた人や怪我をした人はいないか。確認する。

④ 蒲田消防署災害時支援ボランティアによる救助、搬送、救命(心肺蘇生法)訓練
このマンションは、防災訓練の指導者として蒲田消防署に指導を依頼してきた。すると本署または六郷出張所から署員の方がポンプ車や、はしご車に訓練資機材を積み込んできて指導にあたった。この他、所属町会の市民消火隊に指導をお願いしたこともある。そしてこの年の防災訓練では、蒲田消防署を通して蒲田消防ボランティアの会に訓練指導を要請した。

《ポスト室前》
         
     ↑心臓マッサージの位置確認         ↑毛布1枚を担架にして搬送する方法           

⑤消火栓確認 《各階の廊下》

 
 ↑これは消防隊用の連結送水管(放水口)↑ 消防隊がホースを接続して消火活動に使用するもの。
  ◎住民には、使用できない。

屋内消火栓
は、住民が消火器で消火できない火災を消火するために装備されている。
(消防法の基準で、消火栓のないマンションもある。このマンションの屋内消火栓は、二人用。他所には、一人用もある。)

    
 ↑ホースをラックから全部出す。  ↑火災の部屋までホースを延長。水を出す合図は、右手を上げる。 


 ↑右手が上がったら屋内消火栓のハンドルを回そう!

⑥消火栓放水訓練 《1階駐車場》
 
このマンションでは、防災訓練で実際に消火栓から放水する訓練を毎年実施している(平成22年以降は2年に1回に変更予定)
(実際には放水時非常ベルが鳴るので、消防設備会社に協力を要請。ベルを鳴らさずに訓練できるようにして貰っている。その会社の人も「消火栓を使用して訓練をするマンションは、このマンションぐらい。熱心さに驚くばかり。」と、言っていた。)
消火栓は、住民による消火器で消えなかった火災に対し消防隊が到着するまでの間、被害拡大を防ぐために使用する。
消火栓は消防隊が使用するものではなく、住民が自衛消火をするために設置された消火設備。
防災訓練時に使用方法や水圧を体感し、実際に使用するとき焦らず的確に使用出来ることを目的としている。


最寄りの消防署 ・ 分署 ・ 出張所では、マンションの規模や敷地の広さを考慮した上で必要な資機材のほか、消防ポンプ車、はしご車、指揮車が演習として参加することもある。
興味のある方は、自宅マンション防火管理者と相談すると良い。賃貸マンションの場合は、大家さん或いは、マンション会社に相談すると良い。

⑦非常食炊き出し訓練と試食会《1階駐車場》

今回は、五目御飯のアルファ米(50人分)

  
  
↑ アルファ米の上に具を入れる。  ↑良くかき回す。  ↑熱いお湯を入れ、封をして15分そのままにして出来上がり!

    
  ↑ご飯をほぐす。     ↑ご飯を盛る。      ↑試食会を兼ねて、親睦会を開くと、良いでしょう。

マンションで、親睦会を開くと上下階や左右の隣などに友人知人ができる。
防災や防犯は、顔見知りになることが大切だ。隣近所の顔を知り名前を知れば、もしもの時に「あの人は、どうしただろう?」「その人は、助かっただろうか?」と心配になり助け合う力が沸いてくるというものだ。
隣近所との付き合いがしたくないからマンションに入る人もいるが、災害時には助け合うことが肝要だ。これを機会に考えてみて如何だろうか。






 

2009.12.03

11月19日 リーダー養成訓練 『基本結索』

11月のリーダー養成訓練は、『基本結索』の予定でいましたが、今回は予定を変更しホース延長・ホース搬送を訓練しました。
それは、10月の東京消防庁震災演習で遠距離放水訓練がありました。その際、ボランティアの大半がホースの搬送と伸ばし方を覚えている人が少なく、再確認が必要となりました。震災演習に参加していないボランティアもいましたので、今回は急きょ『ホース』についての訓練となりました。

★『ホース』訓練

リーダー養成訓練は、整列から始まります。

                                            ←手前は、矢口消防署“STRAP”のコーディネータS氏。

1本巻きの巻き方を担当係長から伝授されているところ。  

ホース接合:東京消防庁のホースは、ねじ式です。
→→→(一部、着脱式になっています。)

←ホース2本巻き→ 

このほか、ホースの伸ばし方や持ち方なども訓練しました。私たち災害時支援ボランティアは、災害時現場ではホースで消火活動する可能性は殆どないでしょう。それよりも消防隊や消防団が転戦する際にホースを片づけたり、届けたりする可能性があります。その時のために上記内容を熟知し、活動できるようにしておくことが肝要と思います。






2009.12.03

11月19日自主夜間訓練『三角巾』


今晩の夜間訓練は、『三角巾』。三角巾には、捻挫・骨折を固定する方法、火傷による感染を防ぐ方法、止血のための方法などがあります。今回は、そのうちの“固定法”を訓練しました。

1, 腕を骨折した場合
三角巾1枚で腕を吊ります。→←三角巾が2枚あれば、吊った腕がブラブラしないように体に固定します。


2, 足首から下を捻挫・骨折した場合。

実際は、靴の上から三角巾を巻きます。→ ←靴が固定材の役割をしてくれます。

3, おまけ “ロープ結索”
   ① もやい結び・・・もやい結びは、最初の動作(ロープの端末を重ねるところ)が、寿司の握り方に似ていることから、「ヘイ!お待ち!!」と叫びながら手を反す人がいました。それから、もやい結びの訓練ごとに「ヘイ!お待ち!」「ヘイ!お待ち!」と連呼する輩がいて、賑やかな訓練になっています。
    
   ② 本結び
     柔道の結び方と同じなので、自分に対してするのは簡単ですが、人にして差し上げると“縦結び”になってしまいます。指導者のコーディネーターからは、「君は、何年ボランティアやってんの?コーディネーターでしょ!」と苦笑されています。
     

  本結びの訓練→ 


★10月25日大田区消防団合同点検の時、共に活動した矢口消防署の災害時支援ボランティアのコーディネータで、 “STRAP” の方が、お約束通り“抜き打ち”で自主夜間訓練に見学に来てくださいました。上記三枚の写真、紺色の帽子の方が、“STRAP”のSリーダーです。矢口消防署の“STRAP”の皆さんは、毎月第二木曜日19時から矢口消防署内で訓練をされています。(詳細は、矢口消防署HPを参照してください。)
当会も近い将来、“STRAP”の訓練を見学に行きたいと思います。“STRAP”の訓練日は、当会の役員会の日なので役員会全員で見学させてもらえればありがたいのですが・・・・・・・・・・・・「矢口さん、如何でしょうか?」