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2009.12.09

マンション・集合住宅の防災訓練考⑤

 防災訓練には、町内会が公園などの場所で消火器訓練や応急救護訓練を行うことが一般的です。
このほか最近では、災害を擬似体験し災害に対応する発災対応型訓練などもあります。
消防署では、様々な模型を作り家具の転倒防止。住宅用火災警報装置。などを用意しています。

今回も平成16年3月13日旧萩中団地で行われた各種実験と訓練の中から防炎衣料着火実験の様子を見てみましょう。

防炎加工された衣料(浴衣)と防炎加工されていない衣料(浴衣)をベランダの物干しにハンガーに干した状態で、浴衣の裾にライターで同時に火をつけたらどうなるか?・・・という実験でした。

防炎加工されていない浴衣は、下から上まで一気に火が上りました。そして浴衣は、その原形をとどめることなく
灰になってしまいました。ところが、防炎加工された浴衣の裾に火を点けようといくら火を近づけても燃えることはありませんでした。

それの様子を写したものが、下記の写真です。(:防炎加工 / :非防炎加工
                 
                  ① ↑ 浴衣の裾にライターで同時に着火します。

   
↑①②見ずらいですが、右はすぐ火が点きました。左は、なかなか点きません。

 ←右の浴衣は、火がハンガーを越え天井まで立ち上っています。

右は、右半身燃えています左は、が点きません。

 ←右は、ほとんど原形を留めていません

 ←右は、灰となってに塊だけが残りました。

このように消防署員が実物を使用して火災を再現したり、体験させる訓練は、素人がするには危険です。だから消防職員や消防団員による指導以外では、行ってはいけません。消防職員、消防団員によって実演がされたものを実際に目にすることで、実際にその浴衣を身にまとっていたことを想像してください。・・・・・・・・その恐怖を体験し、その恐怖から逃れる術を学ぶことが出来るので、このような実験の見学及び体験的訓練を防災訓練に盛り込んでいけると良いかと思います。

★この訓練後この旧萩中団地では、東京消防庁のハイパーレスキューなどのレスキュー隊が非公開で各種訓練に使用されたそうです。私も自宅とご近所を潰して、その地にマンションが建った経験があります。それは悲しい寂しい思い出になりました。だから、旧萩中団地にお住まいだった方々がこの訓練の様子をご覧になられたら、さぞ悲しい思いをされるのではないかと思いました。だから、あの訓練から5年間は、ほとんど公開しないでおきました。

★今回、ブログに掲載たしましたのは、この訓練や実験の記録を多くの方に見ていただいて、この訓練や実験の意義や成果、そして今後の防災訓練の方法や実際の火災の恐怖と対処法などの参考にしていただきたいと思います。

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