2011.02.18

2月の夜間訓練 『三角巾』

今晩の蒲消ボ夜間訓練は、『三角巾』です。
訓練内容は、『圧迫による出血防止(止血)を三角巾で行う方法』
 
本日の指導は、ボランティア担当主任のY司令補と救急救命士のS士長とM士長の3名です。最初に座学がありました。
 
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「人の血液は、体重の1/13ぐらいあります。そのうちの1/3の血液が出血するとショック状態になります。さらに1/2になると重篤・・・死んでしまう状態になります。」
「出血には、3種類あります。動脈の出血は、ドピュッ・ドピュッと飛び出ます。色は、鮮紅色。出血時は、直ぐに止めないと心臓の動きで出続けます。次に静脈の出血。暗石色(?)黒っぽい赤色です。もう一つは、毛細血管の出血。傷口からジワジワ滲み出る血液。これは、自然に止まります。」
 
「止血法には、直接圧迫法と間接圧迫法の二つがあります。」
「直接圧迫法は、傷口の上をカーゼなので直接強く押さえて、圧迫します。その際、感染防止のためにビニール手袋やコンビニ袋など身近なもので感染防止をして止血しましょう。」「今回は三角巾を用いて、この直接圧迫止血法を実施します。」imgp0898 imgp0899 imgp0900
 
二人一組になって訓練を開始しました。震災で一番多い怪我は、頭部や額。次に腕と言われています。そこで今回は、頭と額そして腕に三角巾で直接圧迫止血法を施す訓練を実施しました。
imgp0901←ガーゼが無く三角巾が複数あるのであれば、別の三角巾をガーゼ代わりに傷口に当て、その上から三角巾で圧迫してもよいでしょう。(実際は、ガーゼ代わりの三角巾を半分に折るか、ガーゼ代わりの三角巾を横にすべきでしょう。)
 
ガーゼは、傷口の大きさや出血の具合に合わせて大きさや厚さを調節しましょう。これでも出血が治まらないときには、三角巾を解かず、さらにこの上から三角巾を重ねて巻き出血を抑えます。
 
次に腕からの出血の止血法を訓練しました。このとき、指導の方が傷口の模型を腕に当てました。imgp0902←傷口に、今回もガーゼの代わりに三角巾を載せ圧迫しながら三角巾を巻いていきます。 imgp0903 imgp0905 imgp0906
 
町内会等の防災訓練では、三角巾の訓練時にガーゼを省く傾向があります。また、「訓練だから・・・。」と言って、感染防止の手袋をせず、素手で三角巾の訓練をさせる場面をよく目にしてきました。しかし、私たちは実際の災害を想定して訓練をしているので、出来る限り現実的な訓練を行いたいと、消防署に上記の訓練を依頼し実現していただきました。また、従来の三角巾の訓練では、三角巾の巻き方に重点がおかれてきましたが、今回からは止血法・固定法・被覆法など負傷の状況や怪我の程度をある程度想定して、訓練を実施していこうと思います。それはどのような場面でも、落ち着いて行動が出来るようにするためです。
 
今年度の訓練は、『AEDが無くてもC.P.R.が出来るようにする。』『C.P.R.を体で覚える。』このことに重点をおき、年間計画でも半年間に2ヶ月連続C.P.R.翌月三角巾。そしてまた2ヶ月C.P.R.翌月ロープ結索。これを1年間に2セット繰り返してきました。おかげでC.P.R.は、かなり自信を持って対応出来るようになってきたと思います。
 
訓練後の挨拶で当会副会長は、「来年度の年間計画には、C.P.R.だけでなく三角巾や他のことも繰り返し訓練をして、いつでも体が動かせるようにしていきたい。」旨の発言をされました。・・・今後の訓練に期待します。
 
本日の訓練には、当会会員で、災害時支援ボランティアのコーディネータ2名。リーダー3名。ボランティア2名。計7名が、参加致しました。

2011.02.16

蒲田ファイアーフェスティバル!

3月6日(日)10時~15時


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蒲田消防署にて、ファイアーフェスティバルが開催されます。(写真は、全て昨年の様子)

大人から子供まで、どなたでも入場・見学ができます。消防署の活動から、消防団・消防少年団・災害時支援ボランティアの活動まで、いろいろな展示をして、皆様のお越しをお待ちしております。

p3074314ちびっこ消防隊 p3074306はしご車乗車体験p3074335消火体験p3074334煙体験

p3074337応急救護体験

p3074303災害時支援ボランティアのコーナー p3074349 ←今年もキュータ君に会えるかな?p3074316 p3074315 

災害時支援ボランティア紹介・登録勧誘も実施致します。

災害時支援ボランティアに興味のある方は、是非このチャンスをお見逃しなく!

蒲田消防署ホームページのファイアーフェスティバルの記事→http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kamata/event/event.html・・・偶然ですが、上記ファイアーフェスティバルの記事内の写真に蒲消ボYの姿が写っています。探してみてください(笑)

2011.02.08

第6回全国防災まちづくりフォーラム

内閣府・防災推進協議会が主催する『第6回全国防災まちづくりフォーラム』が、今年1月30日「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」にて開催されました。

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この防災まちづくりフォーラムで、蒲田消防署管内の『大森中・蒲田・糀谷地区防災まちづくりの会(さんかく隊)』が活動成果の報告を発表しました。

この団体(以下、『さんかく隊』)に昨年暮れ入会が許され、同会会員(さんかく隊隊員)として同行させてもらいました。(下記写真で、緑色の上着を着用しているのが、“さんかく隊”隊員)imgp0855 

さんかく隊とは、東京都大田区の 第一京浜国道(国道15号線)・産業道路・環状8号線に囲まれた三角形のエリア内(大森中・蒲田・糀谷地区)にあり、この三角地帯に暮らす人々が防災まちづくりに参画することから、“さんかく隊”という愛称がつきました。

imgp08561 imgp08681 蒲田消防署災害時支援ボランティア コーディネータのYは、平常時から地域防災に関るには、地域防災に力を注ぐ地域に赴き、活動の様子を見て学びたいと思っていました。

その後、さんかく隊の事を知り一度見学したいと思っていましたが、居住する地域が違うため、近づく方法すら分かりませんでした。・・・それが昨年、知人の紹介で見学が許されました。見学をするうちに、単に見るだけでなく、その活動の運営を手伝わせていただいくことにより、実際の活動や苦悩を肌で体得したいと思うようになり、入会させていただきました。将来的には、ここで学んだ経験や知識を他の地域に提供していければ良いと思うようになりました。

入会して間もない私にとって今回のフォーラムは、会の活動を知る。とてもよい機会になりました。

(下の写真3枚は、他団体の活動紹介コーナーです。)

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全国防災フォーラムは、さんかく隊のほか7団体が発表。町会・自治会或いはマンションの自主防災組織や耐震補強推進協議会。NPOなど様々な団体が、自分たちなりの方法で活動の報告をしていました。活発な活動で理想的な組織運営をされている団体。町会・自治会の活動を否定して、独自の活動をする団体。地域の構造的危険に取り組む団体など、様々な取り組みや考え方、組織作りの苦悩などを知る良い機会でした。

 

フォーラム当日のさんかく隊は、全国防災まちづくりフォーラムが、開催された「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」の開館時間前に到着。フォーラム開催が午後からなので午前中は、ここに併設されている学習施設(1階)で『東京直下72h TOUR』(東京直下型地震72時間生き残り体験ツアー)をさんかく隊全員で体験しました 。 imgp0854imgp0833imgp08341  

さんかく隊は、ツアーの説明を聞き終わると、仮想某町デパートのエレベータに乗り込みます。ここからツアー開始です。

暫くすると地震発生。さんかく隊の命運は如何に?imgp0838 imgp0840

エレベータから降りて、デパートの外へ出ると・・・。  imgp0848

imgp0849東京湾北部・千葉・さいたま、震度6強。横浜・熊谷、震度6弱。・・・

 

さんかく隊は、何とか難を逃れ全員で脱出。・・・2階の学習施設の防災ギャラリー。映像ホールでは、『東京マグネチュード8.0(総集編)』を見て、屋上から資材・人員等を輸送するために設置された大型輸送ヘリコプター対応の臨時ヘリポート(場外離着陸場)を見学しました。さんかく隊に笑顔が戻りました。

 

大田区ホームページ:大森中・蒲田・糀谷地区防災まちづくりの会http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/machizukuri/bousai/katsudou_shoukai/syoukai/index.html

2011.02.05

創立16年目にして、初!

蒲田消防署災害時支援ボランティアとして、とても光栄のイベントがありました。

蒲田消防署災害時支援ボランティアは、平成8年(阪神淡路大震災の翌年)に創立されました。それから今年で16年目に入りました。

蒲田消防署では、当初から災害時支援ボランティアに対し年に1~2回程度、訓練を実施されました。平成14年、災害時支援ボランティアの有志が当会を結成し、翌年から自主『夜間訓練』と称して毎月第三木曜日に蒲田消防署にて、職員の指導により訓練を開始、現在に至ってます。

私は、当会事務局長として毎月の役員会が決定した『夜間訓練』の内容を担当係長あるいは主任に毎月伝える係をしてきました。また、消防署主催の訓練内容について、あるいは活動そのものについて、その時々の係長か主任と話をしてきました。しかし、署長や課長と直接お話する機会は、ありませんでした。

 

先月22日のボランティア訓練後に、『懇親会』がJR蒲田駅近くの中華料理店で会費制にて開催されました。蒲田消防署からは、署長・警防課課長・防災係係長・主任の4名。災害時支援ボランティアからは、懇親会前の訓練参加者より9名。懇親会だけ参加の1名が参加しました。

新署長は、昨年の10月1日に着任されました。災害時支援ボランティアに限らず、蒲田消防署管内の防災訓練、行事にも活発に参加され、気さくに住民や町会役員に話しかけていらっしゃいます。蒲田消防署メールマガジンをほぼ毎日発刊させ、地域に安全安心をもたらす情報を発信されています。

この度の『懇親会』も新署長の発案によるものだそうです。ボランティアの参加者は、当初緊張して署長をお迎え致しましたが、段々うち解け普通の飲み会のようでした。当会事務局は、当会のブログの紹介と『夜間訓練』で現在休止中の“リーダー養成訓練”復活をお願いさせていただきました。

『懇親会』会場の料理は、食べ放題だったので参加者全員お腹一杯食べて、心も体も大満足して、お開きとなりました。

2011.02.04

第15回 震災対策技術展・・・見学!

2月3日~4日 横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)展示ホールにて、第15回 震災対策技術展が開催されました。

初日の午後11時~『地域防災力の向上について』と題して総務省消防庁とNPO法人 都市防災研究会 共催のセミナーがありました。

講師は、総務省消防庁 国民保護・防災部 防災課 課長補佐 荒山 豊 氏でした。

内容は、1. 高齢化の進展と総合防災力への影響

     2. 地域の防災組織 

          3. 消防庁の取り組みでした。

高齢化がもたらす総合防災力の影響として、自助(身体能力の低下)・共助(コミュニティ力の低下・消防団の減少)・公助(社会保障費の増大・労働力人口の減少による税収の低下)これが総合防災力を低下させる。

地域ぐるみで真の『総合防災力』を高めるには、高齢者など、災害時要援護者も安心して生活を営むことができる地域を実現させる公助と行政と住民による消防団・自主防災組織などが、一体となった地域コミュニティの再構築による共助が重要だ。

地域コミュニティの再構築=地域の顔の見える関係づくり(防災に限らず、教育・ゴミ・防犯・防火・交通などなんでも構わない。関係づくり・顔の見える関係が防災に繋がる。)

・・・・・と、地域の顔の見える関係づくりを強調されていました。それと消防団と自主防災組織との連携促進を唱えていました。最後に消防団員の入団促進を訴えていらっしゃいました。

私は勝手に、自主防災組織による地域防災力の話かと思い込んでいただけに、消防団の強化に話が集中したのが、少々残念でした。

セミナーの後、展示会場を回っていますと陸上自衛隊・横浜消防・日本赤十字社の展示コーナーがありました。

日本赤十字社の救護所テントで説明をされていました日本赤十字社 神奈川県救護赤十字奉仕団 横浜分隊のY氏にお話を伺いました。Y氏は、中越地震の際に、日本赤十字社医療チームのボランティアとして同行され、医師と看護師が医療に集中できるよう食事の手配や雑務を請け負っていらしたそうです。また、Y氏は、神奈川レスキューサポート・バイクネットワークの役員もされています。ふたつも防災のボランティアをされるのは、難しいのではとの問いに、Y氏は、「今出来ることをするだけですよ。」と、優しく答えくださいました。

第15回 震災対策技術展         http://www.exhibitiontech.com/etec/

日本赤十字社                     http://www.jrc.or.jp/

神奈川県救護赤十字奉仕団 横浜分隊     http://vrc-kanagawa.jpn.org/

神奈川レスキューサポート・バイクネットワーク  http://kanagawarb.org/

震災対策技術展は、5~6年前から毎年見学に行っています。最初の頃、富士常葉大学の小村隆史教授から直接、『災害図上訓練(DIG)のてびき』を手渡され訓練の実施を強く勧められました。その後も、この展示会で多くの業者の方、研究者の方にお目にかかり、その後もお付き合いさせていただいている方がいます。しかし、近年内容が細分化しているせいか。個人的には規模が縮小しているような・専門的(技術展だから仕方がないけど)になりすぎているような気がしました。・・・今年は、上記Y氏に出会えたのが、何よりと感謝しております。

2011.02.02

蒲田消防署のホームページが、リニューアル!

蒲田消防署のホームページがリニューアルされました。http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kamata/

災害時支援ボランティアは、トップページのカテゴリーを含めて8番目。蒲田消防団、蒲田消防少年団の次にコーナーがありました。どのカテゴリーも従来のものより見やすく探しやすくなっています。まだ、全部読んでいませんが、これからが楽しみです。

今後は、蒲田消防署のホームページと合わせて、当会ブログもご覧ください!

2011.02.01

ボランティア訓練 開催!(実技編)

 今回の訓練は、先に行われた座学に関連した「消火」と「救助」の訓練です。

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従来、震災時には水道管が破裂して、消火栓は使用できない。と、言われてきました。しかし、昨今の水道管は丈夫な素材で出来ていて、以前のように簡単には破裂したりしないようになっているそうです。そこで震災時に消火栓を開け、専用のノズルを付けるとポンプを介さなくも、多少ですが初期消火が出来るぐらいの水は出る可能性があるそうです。

また、専用のノズルが無くても、消火栓の栓を回すことさえ出来れば、水を消火栓からあふれない程度に貯め、そこにポンプの吸管を落として水を吸い上げることができます。

実際の火災以外で消火栓から水をだすと上水道を使用しているために、ご近所の蛇口から濁り水が出てしまい、迷惑をかけてしまいます。そこで今回は消火栓は、見学にとどめました。

 

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次にD級可搬ポンプの使い方を学びました。前回の震災訓練の時には、各町会所属の市民消火隊隊員から編成した3名がポンプ操法を披露しましたが、今回は未経験者を中心に扱い方の指導を受けました。上記の写真(右)は、女性2名が放水を担当しています。

 

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最後は、救助器材の取り扱い方法です。左は、鉄板を缶切りのように切り裂く道具です。右は、ジャッキです。車に挟まれた人を救助する際、ジャッキだけでは高さが足りないときは、添え木などを入れて高さを上げていきましょう。

また、ジャッキは、どの車にも携行されているので、このような場面に遭遇したら、慌てず近場の車に協力してもらうと良いでしょう。