2012.10.29
★青年局便り★
昨年の東京消防庁主催のリーダー講習で、同じ蒲田消防署管轄で活動されている男性と知り合いました。
その方の紹介で昨年夏より週に一度ラジオ体操に参加するようになりました。
その紹介されたラジオ体操には「手話サークル」の方々も参加していました。
ラジオ体操後に手話での報告会に私も成り行き上ゲストとして参加させてもらうようになりました。
聾唖者の方といろいろとお話する機会が増えたこともあり、手話に関心をもつようになりました。
そして、今年の6月くらいから、少し真面目に勉強をするようになりました。
先日、その手話サークルで、私はつたない手話をつかって
10月20日の災害時支援ボランティアの訓練のことを報告をしました。
報告後に、聾唖者の男性にこう言われました。
【君みたいな手話を勉強しているボランティアは、
<手話勉強中>と書いてあるバッジを胸につけて活動してくれないか?】
※バッジ参考
http://www.shuwaken.org/items/shop/pins.htm
私自身は指文字がようやくできるレベルなので「手話ができる」というには
おこがましいレベルなので、答えをためらっていると、つづけて彼がこういいました。
【たとえ、手話のレベルが低くても、
私たち(聾唖者)に対して「理解がある人が目の前にいる」ということが何よりも大切なんだ。】
消防ボランティアとして、救助スキルが高く有るべきなのは、もちろんのことかもしれません。
でも、それ以上に消防署では対応しきれない「人」や「心」のサポートを、
私たちボランティアができたら素晴らしいことではないでしょうか?
私たち災害時支援ボランティアの仲間は、たくさんの個性があり、いろいろな特技を持っています。
電気に強い人、料理人、ガス関係に強い人、人前で話すことが上手な人、
歌がうまい人、高齢者の扱いが上手な人、子供の扱いが上手な人、動物の扱いが上手な人、
英語を話すことが出来る人、力が強い人、交渉が上手な人・・・
通常の訓練だけでは知ることのできない特技を皆もっています。
その特技をお互いが知り、また有事の時にその特技を発揮するには
日々の生活の中で【お互いを知ること、理解すること、認め合うこと】が、実はとても大切なことではないでしょうか?
【お互いを知ること、理解すること、認め合うこと】ができるような活動にするために、いろいろと考えていきたいと思っています。
これからも、協力をお願いします。
【青年局長Mより】