2014.07.26
訓練見学記 《志村消防署災害時支援ボランティア》
5月10日、志村消防署災害時支援ボランティアのKuさんのご紹介で蒲田消防署災害時支援ボランティアコーディネーターのKaさんと私Koで志村消防署に見学に行きました。
その日は座学で志村消防署のHa署長が国際緊急援助隊の隊長として各被災国に救助活動に行かれた体験談をスライドショーを使用してわかりやすく私達に教えてくれました。
2008年5月12日中国標準時間14時28分 中国四川省でマグネチュード7.9~8.0の大地震が発生。被災国、中国から日本政府に援助要請があり、5月15日から七日間61名の隊員と警察犬が派遣されました。
この地震は直下型地震であり建物の崩壊が激しかった。しかし、ある学校では机の下に、すぐに隠れた生徒全員助かりました。上から崩れたガレキを机が防いでくれましたおかげで全員無傷でした。
次に2012年4月11日、現地時間15時38分スマトラ冲でマグニチュード8.6の地震の発生。これは海溝型地震。日本政府に援助要請があり現地に向かいます。
気温が40度という暑いなかでの救助活動。建物の中に入ってる人の安否の確認を二次災害にならないように慎重に行います。建物は鉄筋が潰れているものがある一方、木造で崩れずに建っているものもありました。
現地の写真を見ながら、一つ一つ丁寧な説明があり、とてもわかりやすかったです。
また、東京で大地震が起きた場合の際、自助:共助の重要性を説かれました。
直下型地震といわれてる東京大地震の際には、家具での圧死がほとんど。
まず、火の元よりも自分の身の安全確保が最重要。
四川の地震の経験を生かして机の下などに隠れ、揺れがおさまってから火の元や逃げ道を確保などの次の行動を行います。慌てて逃げるとガレキの下敷きになり、身動きできなくなるので注意してください。
また家の中も寝室には大きい家具を置かないでくさい。枕元に靴を置いておきましょう。
いつでも地震が来るだろうと思い、日頃から準備しておくことが肝要という大事な内容のお話を聞きました。
最後に災害時支援ボランティアは、『地震発生は抑止はできませんが、個人の準備で減災はできることをみんなに教えてほしいです。』
本日の座学による訓練は、すごくためになるお話で実りある時間でした。
志村署のボランティアのみなさんは約40名参加。参加人数の多さ、熱心さに、“すごいな!”。と感じました。
蒲田署のボランティアも見習ってみんなで頑張ってゆきたいと思いました。
蒲田消防署災害時支援ボランティア ボランティアKo